2015/05/29
今日(27日)のサーバー点検後、クラスケアアップデートが適用された。
今回のアップデートは、今まで各クラスのケアアップデートとステータスシステムリニューアルを通じて相対的に不足した点が感じられた
エルフ、ドラゴンナイト、イリュージョニストクラスの変化が大きな割合を占めている。
また、いくつかのアイテムでは装備クラス設定と特殊オプションが変更され、各クラスでの選好度にも変化を与えると予想されている。
−ドラゴンナイト
多くのドラゴンナイトの苦情事案でもあったクラス能力にも、大きな変化が訪れた。
ドラゴンナイトはチェーンソードの使用時に特定の確率で弱点露出という特殊な発動技術により瞬間最大ダメージを与えることができ、3段
近接攻撃「フォースレイヤー」などを駆使できるので、近接クラスとして特別な魅力がある。
しかし、高レベルでの最大HP数値が他の近接クラスよりは低く、キャラクター特有の回避能力値も低く、これを補完する回避、カウンターな
どのスキルがあまり無く、他の近接クラスからも「ガラスの体」と呼ばれている。
まず、ドラゴンナイト専用武器のチェーンソードの中でPvPに最も多く使用されている3種のチェーンソードのオプションが、変更された。
全体的に追加ダメージが1ずつ上昇し、「殲滅者のチェーンソード」は、小さなモンスターダメージが2も上昇し、より威力的な武器へと変貌
した。
しかし、ドラゴンナイトクラスのチェーンソード類は損傷するのが最も弱点で、狩りとPvPの両方に使用することができないということが傷で
ある。

竜語魔法1段階で15レベル達成時に習得できる「ドラゴンスキン」は、80レベルからダメージ減少+1オプションが追加され、2レベルごとに
ダメージ減少+1の利点が付与される。(※ 既存のドラゴンスキンはダメージリダクション+5)
習得レベルに応じてダメージ減少値が増加するため、高レベルドラゴンナイトの場合、最近更新された「アンタラス上級マジックアーマー」
と組み合わせて使用時ダメージリダクション数値をさらに高める事もできる。

魔法名:ドラゴン スキン / 種類:付与、地 / 指向:Neutral / 消耗:MP/HP(0/12) / 持続時間:1800秒
対象:術者 / 効果:竜の防御力を引き出す
近距離、遠距離、魔法ダメージ反射効果がある「モータルボディ」はダメージ反射効果が固定だったのが、キャラクターの最大ACの半分の
ダメージを反射するように変更された。
例えばACが-120の場合、モータルボディを通じて反射されるダメージは合計60で、ACが-70ならば、固定ダメージの設定によって反射ダ
メージが40に設定される。
ACが高いほど、効果が高くなるように反映されたものである。
ドラゴンナイトのモータルボディの発動確率は、100回襲撃時、約22〜26%と測定された。
ダメージ反射と呼ばれるオプションは、ナイトクラスのカウンターバリア、ウォリアークラスのロックシリーズ魔法が代表的に存在するが、
同じダメージ反射性向であるため、これらのクラスのダメージ反射効果と性能の部分は古くから評価されて来ながらも、大きな威力ではない
と評価されてきた。
ドラゴンナイトクラスの全サーバー最高レベルは、87レベルだと確認されている。
最近の製作システムを通じて使用されている「殲滅者のチェーンソード」などの活用とクラスを代表するフィアー、弱点露出の使用により
(ダークエルフクラスのアーマーブレイクなどとの組み合わせで)キャラクターのHPを瞬時に落とすなどダメージディーラーとして遜色がなく
なってはいるが、近接クラスとしての「ふんばり」がきかないことが最も残念な点だとも言及されている。
− イリュージョニスト
イリュージョニストは実装直前まで魔法防御(MR)無視というキーリンクの強力なダメージにより、1:1の対人戦の王と呼ばれてきたが、徐々
にPvPが活性化されるにつれ、キャラクターの固有の設定により評価が大幅に下落した。
しかし、最後のクラスケアの後でユーザーが提案した事案が反映され、これまでの評価を維持している状況である。

イリュージョニストでは、今回のクラスケアを通じて「ミラーイメージ」がキャンセレーションで消えないように変更され、イリュージョン
:オーガ、イリュージョン:アバター、イリュージョン:リッチ、イリュージョン:ダイヤモンドゴーレムなどの主要エンチャントの持続
時間が従来の64秒から倍増の128秒に変更された。
また、イリュージョニストのスキルである「ボーンブレイク」にも、上級マジックドール固有の効果的な「スタンレベル」が適用されるよう
に変更された。
イリュージョニストクラスのケア部分は過去のクラスケアアップデートよりも破格ではないが、全体的にエンチャント持続時間が長くなったこと
により、満足されている傾向にある。
ただ、大多数のイリュージョニストユーザーは上級マジックドールが非常に高価であるため、スタンレベルの上昇がもたらす効果も簡単に
体感できない状況のため、破格スキルの追加や、今まで制限があった使用武器リストなどの新しいアイテムの追加も望んでいる状況である。
− エルフ
エルフクラスには、新規変身リストが追加された。
遠距離専用70レベル変身と、82、85レベルヒーロー変身が追加された。
変身リストの追加はキャラクターの外見の変化だけでなく成長にも新たなニーズや目標として作用するため、キャラクターの成長に悪影響を
及ぼす退屈を緩和できる要素としても作用する。

アデン商団[よろず商人]
また、エルフの代表要素といえる精霊魔法系列の変更時に、一度習得した精霊魔法はそのまま維持されるように変更された。
今まで精霊系列の変更時には現在習得している系列魔法がすべて習得前の状態に移行されたが、今後は系列の変更時に習得は維持さ
れ、無効状態になるわけである。
だが、系列変更は変更回数ごとに500,000アデナが変更費用で消費されるほか、回想のロウソク2個消費でもよいように修正された。
一度習得した系列魔法は再び学ばなければならないという煩わしさと大きな負担が、消えたわけである。
系列魔法は現在維持している系列の魔法だけ習得が可能であり、系列が転換された後、転換後の系魔法を習得できるように設定されている。

ネイチャーズ プレッシング(30/0)
一回習得すれば恒久的に精霊魔法を所蔵できる点は、便宜的要素として作用する。
しかし、このような設定はリネージュのクラス分布で少なからぬ割合を占めているエルフクラスの精霊の水晶の消費部分にも影響を及ぼし、
系列に準じない「オールマスター」エルフという新しいトレンドにつながる可能性が高い。
加えて、エルフクラスではボスモンスターなどの巨大モンスターに対して遠距離ダメージと弓矢のダメージが半分値という適用がなされて
いたが、いくつかの両手武器に貫通効果が追加され、弓矢両方で100%ダメージを入れることができるように変更さた。
貫通効果が適用された弓は、悪夢のロングボウ、ダークネスクロスボウ、破壊のロングボウの3種類の武器にのみ適用される。
− ウィザード
ウィザードクラスでは、回復系の「ヒールオール」とエンチャント型魔法である「バーサーカー」がアップデートされた。
特に、バーサーカーは近距離ダメージ+5、AC10減少、HP自然回復不可のオプションから、近距離ダメージ+5、命中+5、AC10減少、HP
自然回復不可に変更された。
命中+5の数値が新たに付与され、これにより上位レベルのモンスターが登場する傲慢の塔などで低レベル近接クラスがエンチャントにより
攻撃成功能力を大幅に上昇させることができるので、この面で見る時、破格的効果と見ることができる。
また、ACが高いキャラクターを対象に攻撃成功確率を高められるので、レベル差が飛び交うPvP時にも使用頻度がさらに高まる見通しだ。
しかし、バーサーカーによる攻撃成功確率と近接攻撃の成功率、遠距離攻撃の成功率、魔法攻撃の成功率など、リネージュに存在するすべ
ての攻撃手段の値の上昇ではなく、「近距離ダメージと近距離命中値だけ上昇」するため、エンチャント使用者のクラスにはほとんど影響
を与えない点が最も残念な状況だとも言える。

ウィザードクラスのヒールオールスキルは十数年間同じ設定であり、今回のアップデートによって「パーティー時」のみHPが回復するように
変更された。
周辺の血盟員すべてが回復範囲内にある場合HP回復効果の利点を得るという点で、キャラクターが死亡に至る直前の「マステレポート」と共
にウィザードクラスの「センス」とも例えられてきた。
また、ヒールオール習得状況であれば、低レベル状態でも「バックアップウィザード」という役割でPvP時にも大きな影響を与えてきた。
今後の攻城戦、ボスモンスターレイドなど広域的にHPが減少する状況では、十数年続いてきた設定の変更を短期期間内に克服することは困
難だと思われ、ウィザードクラスユーザーに更なる慎重さを必要とする課題として作用する見通しだ。
− 君主
君主はいつも上方という言葉のように、今回のクラスケアでも君主クラスはスキルの使用環境の変化や装備武器が増える状況を迎えた。

火エルフのロマンと呼ばれた「デスナイトフレイムブレード」も君主クラスが装備できるように変更され、パーティーメンバー数に応じて
効果が分かれた「ブレイブアバター」の特殊効果もパーティー状態で(15セル内のキャラクターに)全ての効果が発動するように変更された。
また、魔法を使用できないサイレンス状態でも指揮魔法である「トゥルーターゲット」が詠唱可能状態に変更され、キャラクター死亡時に
出力されるエフェクトと同一のカラー部分も変更された。
− ダークエルフ
ダークエルフクラスはキャラクターの能力値を左右するスキルの変化はないが、専用武器である「デュアルブレードシリーズ」の変化が適用
された。
今までダークエルフクラスの代表武器だったデュアルブレードでは、テーベオシリスデュアルブレード(DEX+2)と破壊のデュアルブレード
(STR+1)にのみステータスポイント上昇オプションが存在しており、クロウはビーストキングクロウ(DEX+2)と破壊のクロウ(STR+1)にステー
タスポイント上昇オプションが存在していた。

災霊:3段+9ダークネスデュアルブレード / ダメージ18+9/14+9
両手武器 / 近距離命中+4 / 追加ダメージ+3
クラス;[ダークエルフ] / SER+1 / 材質:プラチナ / 重さ40
ダークエルフの標準グレード武器と呼ばれる「ダークネスシリーズ」では、従来のオプションからSTR+1の増加オプションが適用された。
特に評価が停滞していたダークネスシリーズのリニューアルであり、コア材料アイテムである「ドラゴンの心臓」の価値も上昇傾向である。
新規上級武器の「轟音のデュアルブレード」には、武器命中+1の上昇とSTR+2の増加オプションが適用された。
怒りのクロウとロンドゥデュアルブレードでは、それぞれ追加ダメージ上昇のオプションが適用され、これらの武器の使用に起因するステー
タス上昇に攻撃成功、追加ダメージ効果などのメリットを見ることができる。
− アイテムリニューアル
今回のクラスケアを通じ、いくつかのアイテムの能力値にも変化が生じた。
リニューアル対象アイテムではほとんどすべてのクラスが着用できるアクセサリー類に大きな頻度が割かれ、変更されたステータスリニュー
アルシステムに合わせて上級アイテム類はステータスポイントが追加されたり、装備できるクラスの制限が緩和された。
現存のアクセサリーの中で重さゲージを最も多く上昇させる「タイタンベルト」は、ナイトクラスだけ装備可能なおかげで取引すらあまりな
かったアイテムであった。
そのため、ユーザーの間では以前からリニューアルされるよう願われていたアイテムの中の一つであった。
ステータスシステムの変化により重さゲージにも変化が発生したおかげで、今後の狩りとPvP時のMP管理が切実なクラスに使用される可能
性が高い。

+6テーベアヌビスリング(装備) / AC0+0 / クラス:[全体] / STR+1
最大HP+55 / スタン耐性+5 / 追加ダメージ+2 / 遠距離ダメージ+2
特性:情熱 / 材質:金 / 重さ5 / 交換不可 / 削除不可
エンチャント不可 / 封印状態
個あたりAC-5というオプションで最高のリングと呼ばれたライアリングはアイテム獲得が容易でなく、最高10億以上の価値を持つなどと呼ば
れる「レア」アイテムであった。
しかし、祝福されたリングの合成オプションと装身具エンチャント効果でスタン耐性が存在するテーベアヌビスリングが大衆化し、個あたり
1億アデナで取り引きされるなど価値の下落が続いた。
今回のリニューアルによりリング固有のオプションにPvP時必須であるスタン耐性+5オプションが追加され、AC上昇というアイテムの本質に
価値が加わったわけだ。
実装当時イリュージョニスト、ウィザードクラスでは、シアーの心眼は必須で着用しなければならアイテムとして人気が高かったが、アイテ
ムドロップ率が非常に低かったおかげで徐々に高価アイテムに変化した。
コスパがよくないとの理由でウィザードクラスでは52レベルクエストアイテムである「マナクリスタル」が代替アイテムで使用されており、
イリュージョニストクラスでの評価の低下も持続し、ほとんどのユーザーが高価に購入したあとでの処分にも苦しんでいた。
今回のリニューアルにより、変化したステータスシステムでのステータスとACの上昇により、アイテムの価値が倍に上昇した状況である。

+7シアーの心眼 / AC2+7 / クラス:[ウイザード][イリュージョニスト]
INT+2 / 最大HP+100 / MP回復2 / 材質:動物性 / 重さ50
今回のクラスケアアップデートではウォリアー、ナイトクラスは除外され、ダークエルフクラスの場合にもキャラクターの主要能力に影響を
与えるスキルなどの領域には変化がなかった。
ただ、今回のクラスケアアップデートは「クラスケア序幕」という副題で行われたため、各クラスの能力値のアップデートは継続的に行われ
るものと推測される。
リネージュヘラオンライン−ヘラ(hera@heraonline.net)
記事元:heraonline
http://heraonline.net/index.php?document_srl=179310&mid=LinReporterNews
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